「今年の夏も自由研究のお手伝いよろしくお願います。こどもはこのようなことをしたいといっているのですが・・。」と、気が早いご家庭では5月くらいから話題になっています。毎年、多くのご家庭を悩ませる課題なのでしょう、今年も指導生徒宅の2件は、お手伝いをする予定です。
親や先生が手伝いすぎると自由研究の意味がなくなりますが、適度な手伝いは、調べ方、まとめかた、レポートの書き方などの練習になります。レポートの書き方は中学校では指導がありますが、小学生には「まとめかたの紙」が1~2枚ついてくるだけで、あとはご家庭任せ、学校では説明や指導はないのが一般的です。
この機会に、実験観察のポイントやレポートのまとめかたを学んでおくと、中学以降のために役立つと思って助言しています。また、こどもたちは、私が気付かったことをいろいろ発見してくれますので、自由研究のお手伝いはとても楽しみです。
さて、昔の小学生の夏休みの自由研究は昆虫採集や観察が定番でした。しかも成虫で捕まえてくるよりも、もっとよく昆虫の生態を知ることができます。
身近な昆虫といえば、昔は、蝶、カブトムシ、カマキリ、クワガタムシ、トンボなど、どこにでもたくさんいて、定番中の定番でしたが、今は、自由研究のために、ショップで購入する方も多いようです。ちょっとさびしい話ですね。
さて、今でもすぐに手に入る身近な昆虫はいます。例えば、アリ、ダンゴ虫、蛾(が)、ハエ、蚊、蜘蛛など。虫が嫌いなご家庭ですと、勘弁してほしいという虫かもしれませんが、こどもは結構興味を持つものです。
アリ、ダンゴ虫は、動きが遅いので飼いやすいですし、蜘蛛も巣の張り方を観察してみると面白いでしょう。また、蚊をボウフラから育てるのは簡単です。蝶をテーマにする人は多いですが、人があまりやらない蛾をテーマにしてみるのもよいでしょう。
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