俗にいうお受験パパが書いた「下剋上中学受験」という本がドラマ化されて連続放映されていました。私には面白くなかったので数回だけで視聴をやめましたが、視聴回で気になる点がありました。
睡眠時間を削ってまで、夜遅くまで受験勉強をしている場面である。ドラマ化されたことにより、いろいろと誇張されている場面はあったでしょうが、「つい受験勉強が過ぎて睡眠時間を削る。」と現実は、実際にもよくあります。
指導した中学受験生のなかにも、眠いと言って勉強に集中できないケースがありました。塾宿題をがんばって終わらせるために、前夜の睡眠時間が7時間くらいだったようです。「本人がだいじょうぶと言っているから大丈夫だろう。」と、親が思っているケースもあります。
成長期の小学生の睡眠時間がどのくらい必要か?を知らなかったケースもありました。
小5~6では約9時間の睡眠時間が望ましいです。子供によっては睡眠時間が少なめでも大丈夫な場合もあるでしょうが、それでも8時間睡眠は必要でしょう。
睡眠時間を削ってまでの勉強は、小学生の学習スタイルでないことは明らかです。朦朧とした頭では、次の日の勉強にもさしつかえます。
勉強が進んで張り切っているときでも、時間がきたら寝かせることが大切です。子供の適正な睡眠時間を把握し、次の日の生活にさしつかえないように眠らせる健康管理をしましょう。